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自律神経失調症をセルフチェック診断テスト!症例や診断するメリットまで解説

自律神経失調症をセルフチェック診断テスト!症例や診断するメリットまで解説

自律神経失調症は、自律神経の乱れによって心身に不調が起こることをいいます。
倦怠感や動悸、意欲低下など人によって症状は異なるので、みられる症状が自律神経失調症によるものなのか判断できず、放置してしまう方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、自律神経失調症のセルフチェック診断や症状例について、診断をするメリットを含めて解説します。

 

このコラムの監修医師

新宿うるおいこころのクリニック 院長

大垣 宣敬

患者様が抱えているものは1人1人異なっており、症状の種類や程度も千差万別です。 私たちは患者様からお話を聞くことで悩みを共有し、ご希望や思いを丁寧に汲み取りながら、患者様中心の医療を共に実践していけるよう心がけています。

まずは自律神経失調症をセルフチェック診断テスト

まずは自律神経失調症をセルフチェック診断テスト

それでは早速、自律神経失調症のセルフチェック診断テストをご紹介します。
以下の症状に当てはまる項目が多いほど、自律神経失調症の可能性が高くなります。

自律神経失調症セルフチェック診断テスト項目

  • よく耳鳴りがする
  • 心臓が締め付けられるような感覚や動悸がある
  • 息苦しくなることがある
  • 夏でも手足が冷える
  • 食欲がない
  • 吐き気がある又は吐いている
  • 消化不良、下痢、便秘などの胃の不調がみられる
  • 肩こりや首こりがある
  • 手足のだるさ、震えを感じる
  • 冬でも多汗がみられる
  • 落ち着かない気分がする
  • 怒りっぽくなった
  • 何となく憂うつな気分が続いている
  • 頭重・頭痛があり、気分がのらない
  • ひどいめまいがある
  • 気が遠くなり倒れそうになることがある
  • 疲労からぐったりすることがよくある
  • 少し作業をしただけで疲れる、疲れからご飯が食べられない
  • 体がほてり、汗をかくことがある
  • 朝起きた時点で疲れている、寝ても疲れが取れない
  • 気候によって体調が変わる
  • 乗り物酔いをする

※上記の項目は、自律神経失調症と断定するものではありません。あくまで症状の目安なので、詳しい診断は医療機関へご相談ください。

 
参考
・自律神経失調症候群の精神身体医学的研究|佐野 昇

自律神経失調症のメカニズム

自律神経失調症は、副交感神経と交感神経のバランスが乱れることで起こります。
副交感神経と交感神経はそれぞれ役割が異なり、体を落ち着かせるときは副交感神経、活発にさせるときは交感神経を優位に働かせることで、身体の状態を調整しています。

自律神経の調整は、体内リズムやシーンに合わせて行われますが、生活習慣の乱れやストレスの影響でどちらかの神経が優位になり続けると、バランスが乱れてしまい心身の不調につながるのです。

自律神経失調症が起こる詳しい原因について知りたい方は、下記記事をご確認ください。

自律神経失調症のセルフチェック項目を症例で確認

自律神経失調症のセルフチェック項目を症例で確認

以下では、セルフチェック項目にあげられる症状を、具体的な症例と共に解説します。

動悸がする「階段を上るとすぐに息が上がる」

普段は問題なく階段を上れている人が「すぐに息が上がる」と感じた場合、身体がストレスに反応している可能性があります。
ストレスを感じると身体は低酸素状態になり、改善しようと多くの酸素を取り込もうとするため、息切れにつながると考えられています。
他の疾患でも、階段を上る際に息切れが起こるものはありますが、自律神経失調症の場合は心臓自体に問題はないため、心電図やエコー検査をしても異常がみられないことが特徴です。

落ち着かない気分がする「会議中にソワソワする」

落ち着かない気分とは、些細なことが気になったり不安を感じたりすることです。例えば、会議中に体がソワソワする感覚がある場合、交感神経が優位になり体が興奮状態になっている可能性があります。
また、自律神経失調症により心が不安定になっていると、注意力が散漫になり大切な話し合いに集中できなくなってしまいます。

寝ても疲れが取れない「悪夢を見て起床時から疲れている」

寝ても疲れが取れないという症状は、自律神経失調症の代表的な症状の1つです。
例えば、自律神経失調症により睡眠時に体がリラックスできないと、悪夢を頻繁に見るようになり起床時から疲れを感じてしまいます。
また、睡眠が十分に取れないことで日中に様々な支障をきたし、悪循環を招く恐れがあります。

胃の不調がある「体調不良ではないのに食欲が湧かない」

自律神経が乱れると胃が正常に機能しなくなり、食欲低下や便秘、下痢などの不調をもたらすようです。
例えば、体調不良ではないのに食欲が湧かない場合、交感神経が優位になって胃の働きが悪くなっていたり、副交感神経が優位になって胃を荒らしていたりする可能性があります。

手足がしびれる「パソコン作業中にいきなりしびれを感じる」

手足がしびれるとは、手足がピリピリ、チクチクといったような感覚に襲われることです。
しびれは、自律神経の乱れによる血行不良が原因と考えられ、血行不良から神経が刺激されると症状につながるようです。
具体例としては、パソコン作業中に突然しびれを感じる症状があげられます。作業中は、長時間同じ体勢でいる上にストレスがかかりやすいため、自律神経が乱れて手足のしびれを引き起こすといわれています。

怒りっぽくなった「相手の何気ない発言にイライラしてしまう」

怒りっぽくなる症状例としては、
「相手の何気ない発言にイライラしてしまう」
「普段は許せることが許せない」
などがあげられます。
自律神経の乱れにより、興奮とリラックス状態を上手く調整できないと、感情のコントロールが難しくなり怒りっぽくなることがあります。
また、ストレスの蓄積により交感神経が優位になり、小さな出来事に対して過剰に反応しやすくなるようです。

頭重・頭痛があり、気分がのらない「頭が詰まっているような頭痛がある」

自律神経の乱れにより血流が悪くなると、頭痛を引き起こすことがあります。
肩こりや頭痛の症例としては、頭が詰まっているような頭痛、締め付けられるような痛み、ズキズキと脈打つような頭痛があるようです。
また、ストレスによる緊張状態が続くと、血管収縮や筋肉の硬直につながり、頭痛の原因となる肩こりや首こりを引き起こすと考えられています。

何となく憂うつ「嫌なことはないがやる気が出ない」

何となく憂うつになる具体例としては、「嫌なことはないがやる気が出ず気分が晴れない」といった症状があげられます。
自律神経が乱れて交感神経の機能が弱くなると日中も体の機能が働かず、倦怠感や疲労感、意欲低下につながることがあります。また、思考がネガティブになったり物忘れがおきたりするケースもあるようです。

自律神経失調症は、適切な治療により改善を目指せます。下記記事では症状の改善例を解説していますので、治療の参考にしてみてください。

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストするメリット

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストするメリット

以下では、自律神経失調症をセルフチェック診断でテストするメリットについて解説します。

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストするメリット①早期治療が叶い生活習慣病を防げる

自律神経失調症を放置すると、ストレスや不規則な生活により生活習慣病を引き起こすリスクが高まるといわれています。
セルフチェック診断テストを通して、自律神経失調症かもしれないと思った場合、早めに受診するきっかけとなるため、早期治療が叶い生活習慣病の予防ができます。

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストするメリット②受診目安を知れる

体の不調で悩んでいても、どの程度であれば受診していいのか分からず、放置している方も少なくありません。
セルフチェック診断テストでは、症状の度合いを把握できるため受診目安を知るきっかけになるでしょう。「これくらい大丈夫」と思っていた場合でも、症状がいくつか当てはまることで治療の必要性を認識でき、悪化や慢性化を防げるようです。

自律神経失調症は何科に受診するべきか分からず悩んでいる方は下記記事をご覧ください。

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストするメリット③症状について理解できる

セルフチェック診断は、自律神経失調症でみられる症状をもとに作られているので、どのような症状があらわれるのか知れたり、他の疾患による不調を見分ける目安になったりします。 
また、「朝食を抜くことが多い」「睡眠不足だと感じる」などの生活習慣に関する質問項目がある場合、私生活での問題点を把握するきっかけとなるでしょう。

下記記事では、自律神経失調症の特徴や原因について詳しく解説しています。

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストするメリット④自分に合う対策法が分かる

チェック結果をもとに、生活習慣やストレス要因を見直すことで、自分に合う対策法を見つけられます。
例えば、「睡眠が足りていないため睡眠環境を改善する」「運動や食事に気を付ける」など不足している部分を補う参考になるでしょう。また、セルフチェック診断を通して症状をリストアップできるので、受診時にどのような症状に悩まされているのか伝えやすくなります。

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストする際の注意点

自律神経失調症をセルフチェック診断でテストする際の注意点

セルフチェック診断は、あくまで自己評価であり自律神経失調症と断定するものではないことを理解しておきましょう。
症状を把握するための有効なツールとなりますが、結果を受けて過度に不安を感じたり軽視したりすることは避け、不調を感じる際は医師へ相談することが大切です。

自律神経失調症のセルフチェック診断のテストに当てはまったら病院へ

セルフチェック診断にいくつか当てはまった場合は、病院で詳しい検査を受けましょう。
中には自律神経失調症ではなく、身体的な疾患が原因となっているケースもあるので、一度検査をして異常がないか確認しておくと良いです。また、心身のストレスが長期化すると、他の精神疾患を併発するリスクも高まるため、症状がみられたら早めに治療を行うことが大切です。

自律神経失調症の診断・治療を受けたい方は新宿うるおいこころのクリニックへお越しください

今回は、自律神経失調症のセルフチェック診断や症状例について解説しました。
自律神経失調症になると心身にさまざまな不調がみられますが、身体的な異常はないため「このくらいなら大丈夫」
「病院は行かなくていい」
と放置する方も少なくありません。
セルフチェック診断を行うことで、症状を客観的に把握でき、対策を考えたり受診の目安を図ったりするきっかけになります。複数の項目に当てはまる場合は、精神科・心療内科の受診により原因となるストレスの改善を目指せるので、悪化する前に相談してみましょう。

自律神経失調症の症状でお悩みの方は、新宿うるおいこころのクリニックへご相談ください。
経験豊富な専門医が、ライフスタイルや回復度合いに応じて治療提案をすることで、1人ひとりに合わせた症状改善を目指せます。
突然のうつ気分や不眠で悩んでいる場合でも、症状に応じた薬物療法・心理療法が可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。

<新宿うるおいこころのクリニックの自律神経失調症の治療についてはこちら>

よくある質問

自律神経失調症は何科に行けばいいですか?

自律神経失調症でお悩みの場合、まずは辛い症状に合わせた診療科に受診し、身体的な異常がないか確認することが大切です。異常がみられない際は、精神科・心療内科へ受診し、ストレスや生活習慣改善を行うと良いです。

自律神経失調症の原因はなんですか?

自律神経失調症は、ホルモンバランスの乱れやストレス、環境変化により生じるといわれています。原因は人によって異なりますが、心身に負荷がかかることで引き起こされるので、ストレスを蓄積しないよう日々意識しておくと良いです。

自律神経失調症をセルフチェック診断テスト!症例や診断するメリットまで解説

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20歳未満の方へ
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当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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