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MentalColumn

メンタルコラム

2024.8.20

失恋が原因でうつ病に!原因やなりやすい人の特徴、立ち直る方法とは

失恋が原因でうつ病に!原因やなりやすい人の特徴、立ち直る方法とは

失恋は、辛く苦しいもの。
通常であれば、時間とともに傷は癒えてきますが、精神ダメージが大きいとうつ病に発展するケースもあるため、メンタルケアやリフレッシュを通して立ち直ることが大切です。

そこでこの記事では、失恋からうつ病になる原因やなりやすい人の特徴、失恋の落ち込みとうつ症状の違い、立ち直る方法について解説します。

失恋からうつ病になる原因とは

失恋からうつ病になる原因とは

恋愛関係の終わりは、人生において大きな変化や喪失感をもたらすため、精神的ダメージからうつ病につながることがあります。
特に、突然の予測できない失恋が起こった場合、感情が不安定になりやすいことから、影響はさらに大きいと考えられています。
失恋からうつ病に発展した場合も、一般的なうつ病と同様の症状がみられるため、クリニックに行き治療を受けることが大切です。

失恋が原因で精神崩壊することも

恋愛関係は、自身の感情や自己評価に深く関わると考えられているため、失恋が予想以上のダメージを与えることがあります。
例えば、失恋によって精神的な支えが失われたように感じたり、相手に依存していて人生の軸がなくなったように感じたりする人の場合、自分自身を見失って精神崩壊につながるリスクが考えられます。

精神崩壊をすると、感情のコントロールが効かなくなり、極端な思考や行動パターンに陥ってしまう傾向にあるので、失恋後に強い孤独感や無力感続く場合は精神的なサポートを受けることが大切です。

失恋からうつ病になりやすい人の特徴

以下の特徴に当てはまる人は、相手と共依存したり精神が不安定になったりする傾向にあるため、失恋からうつ病になりやすいといわれています。

  • 自己評価が低い
  • 恋愛に対して高い理想を持っている
  • 相手の世話を焼くことが好き
  • 自己愛や独占欲が強い
  • 相手に思いを伝えられないタイプ
  • 相手に依存をしている
  • 対人関係を築くことが苦手

参考
・恋愛病 ~人を愛することのリスクとポイント~|筑波大学保険管理センター

失恋の落ち込みとうつ病の違い

失恋の落ち込みとうつ病の違い

失恋の落ち込みは、時間とともに和らぐ一時的なものですが、うつ病になると長期間にわたって深刻な精神状態の悪化がみられるようになります。
以下では、失恋とうつ病の落ち込みで共通している4つの症状から、それぞれの違いについて解説します。

失恋とうつ病の違い①ご飯が喉を通らない

失恋によって食欲が低下し、一時的にご飯が喉を通らないことは、多くの方が経験をしたことのある症状であり、ショックやストレスからくる自然な反応といわれています。あくまで一時的なものであり、徐々に食欲が戻ることが多いです。
一方、うつ病の場合は、食べ物自体に興味がなくなり、何を食べても味がしなくなったり美味しくないと感じたりする状態が長期間続くといわれています。

失恋とうつ病の違い②誰にも会いたくない

失恋をすると感情が混乱するため、「誰にも会いたくない」「一人で考える時間が欲しい」と感じることがあります。状態は、感情が落ち着くとともに改善していき、新しい出会いや現実を前向きに考えられるようになります。

うつ病の場合、十分に休んでもやる気が一切わかず、外に出たくなくなったり人との接触を過剰に避けたりと、症状が悪化していくことが特徴です。仕事や私生活にも大きな支障をきたし、日常生活を送るのが困難になることもあります。

失恋とうつ病の違い③やる気がでない

失恋の焦燥感から、何事にもやる気が出なくなることがあります。無気力状態が続きますが、最低限の活動は行えることが一般的です。
一方うつ病では、座る、顔を洗うなどの些細な行動ができなくなる傾向にあります。また、集中力や判断力の低下もみられ、会話が続かなくなったり、以前はできた作業が行えなかったりするようです。

失恋とうつ病の違い④涙が止まらない

失恋で大きな悲しみがある場合、涙が止まらないことは一般的です。そのため、失恋の涙であれば相手がいなくなったこと、ふられたショックなど明確な理由が存在します。
一方うつ病では、脳内の異常により常に悲しみや絶望感を感じるため、理由がないのに突然涙が流れて止まらなくなることがあります。また、感情が不安定になることから、イライラしやすくなったり自己肯定感が過度に低くなったりする傾向もあるようです。

自分でうつ病の症状をセルフチェック診断できる記事を下記でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください.

失恋が原因でうつ病になったら休職もおすすめ

失恋が原因でうつ病になったら休職もおすすめ

失恋が原因でうつ病になり、日常生活や仕事に支障が出ている場合は、休職を検討して治療に専念することがおすすめです。症状によっては仕事を続けながら無理をすると、悪化させてしまう可能性があるので、必要に応じて早めに休職を申し出ましょう。

休職を希望する際は、精神科・心療内科でうつ病の診断を受け、休職が必要な旨が記載された診断書を受け取ることが大切です。
失恋が原因のうつで休職をとることに抵抗を感じるかもしれませんが、うつ病は理由に関わらず適切な対処をするべき精神疾患のため、無理をせず周囲を頼ると良いです。

下記記事では、うつ病で診断書を貰うタイミングについて解説していますので、チェックしてみて下さい。

失恋によるうつ病で休職する目安

失恋によるうつ病で休職をする目安は、一般的なうつ病でみられる症状と同様に考えて問題ありません。
例えば、外に出た時に事故に巻き込まれたいと感じたり、寝ることが怖くなって日中の活動に支障をきたしていたり、人と会話をすることが難しくなっていたりする場合、無理をすると大きなリスクにつながる可能性があるので、休職をして治療に専念すると良いです。
また、仕事が手に付かなくなっていたり、パフォーマンスが著しく低下していたりする場合も、放置すると悪循環につながるので、専門医や職場と相談して休職手続きを進めると良いでしょう。

失恋や恋愛が原因で発症し得るうつ病以外の精神状態

失恋や恋愛が原因で発症し得るうつ病以外の精神状態

失恋や恋愛は、感情が不安定になりやすいため、うつ病以外にもさまざまな精神状態を引き起こす可能性があります。以下では、主にみられる精神状態・疾患について解説します。
うつ病には当てはまらない場合でも、何らかの疾患を発症している可能性が考えられるので、自身の状態と照らし合わせてみると良いでしょう。

摂食障害

摂食障害は、食べる行為が怖くなったり、過剰に食べ過ぎたりしてしまう精神疾患です。
ストレス解消の手段として行為に走ることがあり、失恋や恋愛で起こる精神ストレスも発症原因として考えられます。
また、パートナーからの発言によって食べられなくなったり、痩せることで相手を取り戻せるという思考から発症したりするケースもあるようです。

睡眠障害

睡眠障害は、不眠や中途覚醒、早朝覚醒などの睡眠関連の病気のことです。
失恋や恋愛がきっかけで不安や考え事が増えると、寝つきが悪くなったり何度も目が覚めてしまったりすることがあり、睡眠障害につながるといわれています。
睡眠障害が起こると、日中に強い疲労感や判断力低下などの症状があらわれて、生活の質が低下します。また、慢性的な睡眠不足が続くことから、うつ病の合併リスクも高まるようです。

共依存

共依存とは、パートナーとの関係において自身の考えや優先順位を見失い、相手に過度に依存している状態のことです。
自己肯定感の低下や不安から依存心が強まることがあり、気付かぬうちに精神負担をかけていることが多いです。また、自信がなくなることから激しい束縛につながり、常に不安感に襲われるようになるといわれています。
共依存は、家庭環境や愛着障害が関係しているとも考えられるため、場合よっては専門医による治療が必要となります。

依存症

失恋や恋愛の辛い経験を忘れるために、アルコール依存症や薬物依存症、ギャンブル依存症にかかる可能性があります。
また、全てが相手中心になる恋愛依存症に陥るケースもあるようです。恋愛依存症は、過去の恋愛経験や家庭環境からくる自信のなさが影響しているとされ、相手に捨てられる不安から依存に至るといわれています。

恋愛がきっかけでうつ病になるリスクを防ぎ、立ち直る方法

恋愛がきっかけでうつ病になるリスクを防ぎ、立ち直る方法

失恋は誰にでも起こり得るものですが、悲しみからうつ病に発展させないためには、気分転換をして前向きに考えることが大切です。ここでは、失恋によるうつ病を防ぎ、立ち直る方法をご紹介します。

失恋によるうつ病を防ぐ方法①家族や友人に話を聞いてもらう

家族や友人に話を聞いてもらうことで、心の中に溜まったストレスや悲しみが軽減されたり、孤独感が和らぎ前向きに考えることができたりするでしょう。
また、失恋後は友人と遊んだり、趣味に時間を使ったりすることもおすすめです。一人で考える時間を減らして気分を紛らわすことで、失恋からくるうつ病のリスクを軽減できるようです。

失恋によるうつ病を防ぐ方法②新しい恋愛を始める

新しい恋愛を始めることで、辛い思い出を塗り替えられたり失恋を忘れるきっかけになったりするでしょう。
気持ちを切り替えることは大切ですが、焦って恋愛をするのではなく、自分自身の感情を整理した上で次に進むと良いです。過去の経験から学び、新たな関係を築いていくことで、精神的な負担のない前向きな恋愛ができるかもしれません。

失恋によるうつ病を防ぐ方法③趣味を見つけて時間を費やす

趣味を見つけて時間を費やすことで、気分転換になったりネガティブな思考を抑えたりする効果が期待できます。
また、趣味を通して新たなスキルを身につけることで、自己成長を実感でき前向きな気持ちになれるようです。新しい人との出会いや交流の幅も広がり、過去の思い出を忘れるきっかけになるともいわれています。

失恋によるうつ病を防ぐ方法④異変を感じたら早めに病院へ行く

失恋後、精神的に異常を感じたら、早めに病院へ行くことが大切です。
「これくらいなら大丈夫だろう」と思っていたものが、実はうつ病だったというケースもあるため、症状を軽視せず一度カウンセリングに出向くと良いです。
うつ病は、適切な治療を受けることで症状改善が期待できるため、症状が悪化する前に専門医へ相談するようにしましょう。

失恋によるうつ病でお悩みの方は、新宿こころのうるおいクリニックへご相談ください

新宿うるおいこころのクリニックでは、失恋によるうつ病の診断・治療に対応しています。
経験豊富な専門医が、症状に寄り添う治療提案をすることで、一人ひとりに合わせた症状改善を目指せます。治療では自由診療もご用意しているため、「投薬を控えたい」「通院負担を減らしたい」などのご要望にもできる限り対応いたします。
臨床心理士、公認心理士在籍のカウンセリングもございますので、皆様のご来院を心よりお待ちしております。

また、下記ではさらにうつ病について原因や種類、治療法についても解説しています。
<うつ病の原因や種類・治療法について>

よくある質問

失恋がきっかけで精神崩壊する可能性はありますか?

失恋によるダメージが大きい場合、精神崩壊につながる可能性があります。また、強い喪失感や孤独感続くと感情のコントロールができなくなり、思わぬ行動をとる可能性もあるといわれています。

恋愛から発展したうつ病から立ち直る方法を教えてください

恋愛から発展したうつ病から立ち直るためには、精神科や心療内科で認知行動療法や薬物療法を受けることが大切です 。
自宅では、規則正しい行動を心がけ、友人と会ったり十分に心を休ませたりするようにしましょう。

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20歳未満の方へ
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当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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