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MentalColumn

メンタルコラム

2024.6.30

うつ病とは?原因や症状をセルフチェック・治療法まで徹底解説!

うつ病とは?原因や症状をセルフチェック・治療法まで徹底解説!

「やる気が出ず何をしても楽しめない」「周りから顔つきが虚ろだといわれるようになった」

このような症状がみられる場合、うつ病の傾向があります。

うつ病は、放置しておくと生活に大きな支障をきたす精神疾患なので、症状に違和感を覚えた段階で適切なアプローチをすることが大切です。

 

そこでこの記事では、うつ病の代表的な症状やセルフチェック診断をご紹介します。症状に至る原因や病院での診断方法、治療法も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

うつ病とは

うつ病とは

うつ病は、生活が困難になるほどの意欲低下や喪失感、だるさがみられる精神疾患です。症状は、数週間以上続くことが一般的で、仕事や人間関係に大きな支障をきたします。

原因は遺伝的要因やストレス、身体疾患など幅広く、睡眠障害や不安障害を併発するケースも多いです。

最悪の場合、自殺の恐れもありますが治療により回復できるので、うつ病かな?と思った際は早めに受診することが大切となります。

うつ病の人がとる代表的な行動

うつ病の人がとる代表的な行動は、以下の通りです。

  • 友人や家族との付き合いを避ける
  • 物事に対する興味関心がなくなる
  • 以前は楽しんでいた趣味や活動をやめてしまう
  • 仕事や学業において集中力が低下する
  • 成果や目標達成が困難になる
  • 夜に眠れなくなる
  • 日中にずっと寝ている
  • 食欲不振または過食がみられる
  • 些細なことに対して過度に悲観的になる
  • 自分を強く責めるようになる
  • 自分には価値がないと発言する
  • 将来に対する希望を失う
  • イライラしやすくなる

このような症状がみられる場合、うつ病かもしれません

このような症状がみられる場合、うつ病かもしれません

以下のような症状が数週間続く場合、うつ病の可能性が考えられます。自分や周囲の人の症状に当てはまっているか確認し、医療機関へ受診する目安にしてみてください。

うつ病の症状①気分の落ち込み

  • 朝起きた瞬間から憂鬱な気分が続く
  • 何をしても楽しめないと感じる
  • 理由もなく涙が出る
  • 自分が無価値だと感じる

うつ病でみられる気分の落ち込みは、一時的なものではなく長期間持続するため、日常生活に支障をきたします。例えば、落ち込み方仕事に行けなくなる、ネガティブになりすぎて周囲の人との関係が悪化してしまう、何もする気が起きず生活の質が下がる、などがあげられます。

うつ病の症状②やる気がなくなる

  • 以前は楽しんでいた趣味に没頭できなくなる
  • 何事にも喜びを感じなくなる
  • 日常的なタスクをこなせなくなる
  • 仕事や学校に行けなくなる

やる気がなくなると、何に関しても無関心になります。症状は、怠けからくるものではなく、脳内ホルモンの不足が原因と考えられています。

症状を放置していると、仕事への意欲もなくなり引きこもりがちになるほか、自己嫌悪や無気力感が増すことで悪化を招くともいわれています。

うつ病の症状③ネガティブになる

  • 仕事で小さなミスをしただけで、自分は無能だと思い込む
  • 将来に対して絶望的な感情を抱く
  • 他人の何気ない言動に悪意を感じてしまう
  • 対人関係に不安を感じ交流を避ける

考え方がネガティブになると、些細な出来事を悲観的に捉えて自分を責めるようになるようです。また、自己肯定感も低下するため、生きる意欲そのものが失われることも。

極端なネガティブ思考から自殺に至る可能性も考えられるので、症状を注意深く観察することが大切です。

うつ病の症状④常に疲れている

  • 寝ているはずなのに疲れが取れない
  • 朝起きた時から疲れている
  • 少し動くだけでもかなりの体力が必要
  • 何をしてもすぐに疲れてしまう

うつ病の人は、常に疲労感を感じることが多いです。疲れはだるさや食欲低下などの身体症状だけでなく、思考や判断力の低下にもつながり、簡単な問題解決が難しくなることがあります。

うつ病の症状⑤睡眠障害に悩まされている

  • 日中ずっと寝ている
  • 夜に寝ようとしても不安に襲われて眠れなくなる
  • 夜中に何度も目が覚めてしまう
  • 早朝に目覚め再度寝付けない

うつ病は、睡眠障害を引き起こすことが多いです。症状は過剰な睡眠や不眠、中途覚醒などさまざまですが、十分な休息がとれなくなるため、疲労感や活動意欲の低下を招きます。また、判断力が低下することにより、思わぬ事故を招く恐れもあるので早めの治療が大切です。

うつ病の症状⑥食欲がない

  • 何を食べても味がしない
  • 食べ物に対する興味がなくなる
  • 体重が急激に減少する
  • 食事をしても砂を食べているような感覚

食事に対する関心が薄れることが多く、食欲低下による体重の大幅な減少がみられるようです。一方、ストレスや不安を紛らわすために過食に走るケースもあり、どちらの場合も栄養バランスの崩れから体調をさらに悪化させるため、症状の悪循環を招く原因となります。

うつ病の症状⑦顔の表情が変わる

  • 無表情や沈んだ表情が多くなる
  • 焦点が合わなくなる
  • 疲れや元気がない顔つきになる
  • 目の輝きがなくなり、虚ろになる

うつ病がすすむと、喜怒哀楽が少なくなり顔から感情を読み取りづらくなるようです。表情の変化は、うつ病による苦しみや絶望感からくるもので、目が虚ろになったり明らかに元気がなくなったりする傾向にあります。

表情の変化は、症状の深刻さを表すものでもあるため、顔つきが変わったと指摘された際は早めに医療機関へ相談することが大切です。

うつ病の症状をセルフチェック診断

以下の項目に当てはまっている場合、うつ症状の可能性があります。

  • 悲しみや憂うつな気分が長時間続く
  • 以前楽しんでいたことへの興味がなくなる
  • 著しい体重変動や食欲の変化
  • 不眠または過眠に悩まされるようになった
  • 疲労を感じやすくなった
  • 自分には価値がないと感じる
  • 集中力や意思決定能力の低下
  • 頭痛や胃の不調などが続いている
  • イライラしやすくなった
  • 死や自殺についての考えが頻繁に浮かぶ
  • 些細なことにも過剰に反応してしまう
  • 仕事に行きたくないと感じる

うつ病の症状が発症する原因

うつ病の症状が発症する原因

うつ病の発症原因は、ストレスなどの「環境要因」、慢性疾患による「身体的要因」、遺伝が関係する「遺伝的要因」といわれています。

うつ病の原因①環境要因

環境からくる長期間のストレスは、うつ病を引き起こす大きなきっかけとなるとされています。例えば、上司からのパワハラや家庭内の不仲、経済的困窮などのストレス環境があげられます。そのほかにも、身近な人の訃報や離婚など、ライフイベントに関わる事柄もきっかけとなり得るようです。

 

ストレス耐性は人により異なりますが、自分に厳しい人や気を使う人、凝り性の人などはなりやすいといわれているので、日々の生活の中でストレスを溜めないよう意識することが大切です。

うつ病の原因②身体的要因

うつ病は、脳内の神経伝達物質であるセロトニンやノルアドレナリンが減少することで、引き起こされるといわれています。

減少のきっかけには、身体的要因である服用中の薬剤の影響や身体疾患、ホルモンバランスの変化などが影響しているとされ、慢性的な疲労といった身体的ストレスも原因の一つだそうです。

うつ病の原因③遺伝的要因

親や兄弟姉妹がうつ病にかかっている場合、発症リスクは高まるといわれています。

精神を安定させる作用をもつセロトニンの分泌には、セロトニントランスポーター遺伝子が関わっています。

セロトニントランスポーター遺伝子には、SS型、SL型、LL型の三種類があり、それぞれ不安の感じやすさが異なるのです。遺伝によって不安を感じやすいSS型が引き継がれると、うつ病のリスクが高まるといわれています。

うつ病の症状がみられた際の診断方法

うつ病の症状がみられた際の診断方法

診断では、医師による問診が行われます。患者の気分や行動、身体的症状について詳しく聞き、症状の持続期間や重症度をチェックします。

問診の診断基準としては、米国精神医学会が発行しているDSM-5に基づき、裕綱気分屋興味の喪失、喪失感、疲労感などを評価していくのです。

また、血液検査や尿検査なども実施され、他の病気の可能性がないかも確認したうえで、うつ病と診断します。

うつ病の症状に対する治療法

うつ病の症状に対する治療法

うつ病は、適切な治療により症状の軽減が期待できます。ここでは、うつ病の症状に対する治療法として代表的な「薬物療法」「心理療法」「TMS治療」について解説します。

うつ病の治療法①薬物療法

薬物療法では、減少した脳内の神経伝達物質の増加を目指します。薬によりバランスを整えることで、活動的に行動できるようになるとされています。

薬により異なりますが、効果は数週間後に現れる傾向にあり、医師の指示に従って継続的に服用することが大切です。

うつ病に使用する代表的な薬

うつ病に使用する代表的な抗うつ薬は、以下の通りです。

薬の種類 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬) SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬) NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
特徴 間接的にセロトニンの量を増やす 間接的にセロトニンとノルアドレナリンの量を増やす 直接ノルアドレナリンやセロトニンの量を増やす

うつ病の治療法②心理療法

心理療法では、認知行動療法やマインドフルネス認知療法などが用いられます。

認知行動療法とは、否定的な思考パターンや行動を修正し、より前向きな思考や行動を促す治療法です。マインドフルネス療法は、瞑想などを通して今ある感情に向き合うことで、ありのままの自分を受け入れるようにする治療法です。

どちらの治療法でも、自身の感情を見つめ直すことで、症状改善が期待できます。

うつ病の治療法③TMS治療

TMS治療は、脳に直接電気刺激を与えることで、働きが過剰になったり鈍くなっていたりする神経回路を正常に戻す治療法です。

電気刺激と聞くと、大きな痛みや副作用が伴うと不安に思うかもしれませんが、痛みはほとんどなく所要時間も診察を含めて30分~1時間程度で終わります。また、薬物療法などと併用することで、より高い効果が期待できます。

心療内科新宿新宿うるおいこころのクリニックでは、うつ病の治療を行なっています

心療内科新宿新宿うるおいこころのクリニックでは、患者様に合わせたオーダーメイド治療でのうつ病治療を行なっております。一人ひとり異なる症状に向き合うため、薬物療法や認知行動療法を

使用し、より体の負担が少ない環境での回復を目指します。

うつ病は放置してしまうと、生活に大きな支障をきたしたり自殺願望を強めたりする恐れがある精神疾患です。悪化を防ぎ、健康的な日常生活を取り戻すためにも、症状がみられた際はぜひ一度新宿新宿うるおいこころのクリニックにご相談ください。

よくある質問

うつ病は治療しても再発しますか?

うつ病は、症状の回復後でも再発する可能性があります。再発を防ぐためには、定期的な通院やストレス管理、生活習慣の見直しなどが大切となるため、一度クリニックへご相談ください。

うつ病の症状は人によってさまざまですか?

うつ病の症状は人により異なります。症状の現れ方や重症度も人それぞれで、自覚がないまま進行しているケースもあるため、詳しくは専門医にご相談ください。

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20歳未満の方へ
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自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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