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メンタルコラム

TMS治療とは?効果や気になるメリット・デメリット

TMS治療とは?効果や気になるメリット・デメリット

TMS治療とは?

TMSとはTranscranial Magnetic Stimulation(経頭蓋磁気刺激法)の略語で、磁気を用いて人間の感情を司る前頭葉に刺激を与えて脳を活性化させ、多様な症状の緩和を図る磁気治療のこと。アメリカでうつ病治療法として開発されました。
身体を傷つけず副作用も少ない治療方法のため、近年では薬物治療に抵抗のある方や薬物治療を受けても効果のなかった方にも選ばれる選択肢の一つとなっています。

TMS治療に期待できる4つの効果

TMS治療で脳へ部分的に刺激を与えることで、さまざまな作用を引き起こします。治療によって生じる効果をご紹介します。

1. 抗うつ作用

TMS治療において効果が立正されているのがうつ症状の軽減作用です。電磁気で刺激を与えて脳神経の結びつきを柔軟にさせることで、脳本来の働きを取り戻すことができると言われています。

  • 不眠の解消
  • 気分の爽快感
  • 興味関心の回復
  • 前向きな思考

などの状態へ導くことで、心身のバランスを整える作用が期待できます。

2. 強迫症状の軽減

強迫症状に対する治療は抗うつ作用を目的とする場合とは異なるdeepTMS(深部刺激法)と呼ばれている方法で行われます。強迫症状とは、不安に思う事柄に対して過剰な反応をしてしまう症状のこと。治療には人それぞれに合わせたオーダーメイドの治療を施す必要があり、薬物治療をしてもなかなか完治することが難しいと言われています。
さまざまな治療方法を組み合わせながら、TMS治療で深く強い刺激を用いることで強迫症状の緩和を図ります。

3. うつ症状の再発防止

TMS治療は薬物療法と比較し再発率が低いとの研究結果があります。たとえば、1年経過後のうつ症状の発症率は約1〜3割。薬との併用でより再発を防ぐ効果が期待できます。

4. 認知機能の維持

認知症とまでは言わないが日常生活は送れているものの、明らかな認知機能の低下が見られる状態をMCI(軽度認知機能障害)と言います。2012年の調査によると、65歳以上の高齢者のうち約15%はMCIだと考えられています。そのうち年間約10%が認知症へ移行するとされるデータがある一方、MCIの状態から16%〜41%は回復したとの調査結果も。
TMS治療には認知機能を高めるiTMS(シーターバースト)と呼ばれる施術があり、認知機能を高める効果があるとされています。結果として、認知機能の維持及び認知症予防に繋がると考えられるでしょう。

TMS治療のメリット

副作用が少ない

副作用が少ないことはTMS治療の大きなメリットです。身体的な傷などがつくこともなく、薬物治療などと比較しても身体への影響が少ないため、治療中の違和感などに悩まされる可能性が非常に低いと言えます。

薬物抵抗性の方でも効果を示す場合がある

今までに薬物治療において効果の見られなかった抵抗性を持つ方でもTMS治療では効果を示す場合が多く存在します。薬物治療の次の選択肢としても十分に期待できる方法です。

短期集中な治療ができる

一回あたりの治療時間は最短15分、治療期間は個人差があり、期間よりも回数が重要ですが短期集中治療が可能なため、その他の治療法と比較して日常生活に支障がでずらいというメリットがあります。

薬物治療を避けたい場合でも受けやすい

薬物治療を避けたい方でも受けていただける点も大きなメリットです。

  • 副作用が怖い
  • 内服治療が受けられない事情がある

など、さまざまな理由から多くの方に選ばれる治療方法です。

TMS治療のデメリット

自費治療となる

TMS治療は基本的に自費治療となるデメリットがあります。ただし、保険診療でのTMS治療を取り扱う医療機関では入院治療が主流なため、結果的にかかる費用は同じくらいとなる傾向があります。
また、保険適用にも下記のような厳しい条件があるため、保険診療を望んだとしてもなかなか受けられないのが現状です。

  • 成人である
  • うつ病の診断が既にされている
  • 抗うつ剤の薬物治療を受けている
  • 中等度うつ病である(精神病の症状や希死念慮を併発している重度のうつ病は対象外)
  • 2ヶ月の入院が可能(入院までの待機期間あり)
  • 特定の機器の利用が必須
  • プロトコール(治験の目的、治験計画、治験を行う根拠、統計学的な考察、治験を行う組織、治験の方法などを記す書類)を患者と医師が協力して記す必要がある。

症状に対し効果がない場合もある

その他の治療方法と比較して効果が出る可能性が比較的高いのは事実ですが、効果がみられないケースもあります。治療抵抗性うつ病(抗うつ病薬に効果を示さない状態)の方に対して治療を行った結果、3〜5割程度の患者様に症状が寛解したというデータがあります。
一見、あまり効果がないように見えますが、内服治療で効果のなかった方に対するものとしてはその他治療法と比較をしても良い結果だと言えるでしょう。

症例が少ない

まだ新しい治療法のため、他の方法と比較した場合に安心材料とできる日本の症例が少ないことがデメリットとして挙げられます。しかし、アメリカでは最新医療として保険適用もされて普及している治療法です。
専門医による適切な治療を行うことで安全に治療を受けていただけます。

TMS治療がおすすめな方

  • 医療機関へ受診しても、なかなか症状が治らない方
  • 薬物治療に抵抗がある方
  • 自由診療メニューを試してみたい方

東京・新宿三丁目でTMS治療を受けるなら、新宿うるおいこころのクリニック

今回は、TMS治療のメリット・デメリットについてご紹介しました。MS治療は、うつ症状やその他の精神疾患に効果が期待でき、副作用も起こりにくいとされる先進的な治療法です。また、当院ではTMS治療を用いた最新治療が可能です。メニュープランや治療の流れはTMS治療メニューページへ記載しているので、気になる方は参考にしみてください。東京都の新宿三丁目駅から直結ビル(新宿駅から徒歩3分)の新宿うるおいこころのクリニックは、患者様一人ひとりに寄り添った治療方法をご提案させていただきます。些細な症状でも、気軽にお問い合わせください。

TMS治療とは?効果や気になるメリット・デメリット

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東京・新宿の診断書がすぐにもらえる精神科・心療内科『新宿うるおいこころのクリニック』では、TMS治療によるうつ病治療のほか、適応障害・パニック障害・自律神経失調症・強迫性障害・むずむず脚症候群・睡眠障害・社会不安障害(SAD)・PTSD(心的外傷後ストレス障害)などの精神疾患の治療を行っております。
一人で心に抱え込まず、気軽に相談してみませんか?
あなたのご来院を心よりお待ちしております。

20歳未満の方へ
20歳未満の方へ

当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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