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MentalColumn

メンタルコラム

2025.4.15

適応障害の症状・症例15選!具体例で適応障害の症状をご紹介

適応障害の症状・症例15選!具体例で適応障害の症状をご紹介

特定のストレス源に反応して、抑うつ気分や吐き気などの症状をもたらす適応障害。
症状は人によって様々で、中には不安から外に出られず引きこもってしまう人も存在します。

この記事では、適応障害の症状・症例について具体例とともに解説します。あらわれやすい症状15選をまとめたので、「もしかして自分も適応障害かも?」と自身の不調に違和感を覚えている人や、適応障害になるとどのような症状に悩まされるか知りたい人は、ぜひチェックしてみてください。

大きなストレスを感じる場合、適応障害かもしれません

胸に手を当てる女性

仕事や学校に行きたくないと感じることは誰にでもありますが、日常生活や仕事に支障をきたすほどの強い感情がある場合、適応障害が関係しているかもしれません。
適応障害は、特定のストレスにより心身に不調を引き起こす精神疾患です。人によって原因となる出来事は異なり、心身に疲労がたまると抑うつ気分や不眠症状が出ることがあります。また、
「朝起きるのが辛い」
「出社しようとすると涙が出る」
などの症状も適応障害にあてはまります。

適応障害は特定のストレスに触れると具合が悪くなる

適応障害は、特定のストレスに触れると具合が悪くなることが特徴です。例えば、普段は問題なく過ごせる場合でも、ストレス源を考えると強い不安感に襲われることがあります。
人によっては、日常生活を送れないほどの自己否定感や抑うつ症状に悩まされるケースもあるようです。強い恐怖や焦りを感じる精神症状の他にも、動悸や胃痛といった身体症状があらわれるので、まずは主な症状を知って早めに異変に気づけるようにしましょう。

適応障害の主な症状

適応障害でみられる主な症状は以下のとおりです。

  • 集中力の低下
  • ネガティブな思考
  • 無気力状態
  • 強い恐怖や焦りを感じる
  • 強いストレスを感じる
  • 突然、涙が出てくる
  • 動悸や息切れを起こす
  • 手足のしびれや震え
  • 頭痛
  • 胃痛、吐き気
  • 眠れない眠れない
  • 対人トラブルなどの問題行動
  • 社会的引きこもり
  • 情緒が不安定になる
  • 自殺企図

これらの症状について、詳しく解説します。

適応障害の症状・症例15選

布団の上で悩んでいる女性

では実際に、適応障害の症状・症例について一つひとつ解説します。主な症状としてあげられる集中力の低下や抑うつ気分なども詳しく説明しているので、自身に当てはまるかチェックしてみましょう。

適応障害の症状・症例①集中力の低下

強いストレスを抱えていると頭の中が不安でいっぱいになり、他のことに注意を向けるのが難しくなるようです。例えば、仕事中に目の前のタスクに集中できず、ミスが増えたり、長時間の会議などで考えがまとまらず、決断ができなかったりします。

症状により作業効率が悪くなると、よりストレスを感じてしまうため、適応障害自体の悪化につながるといわれています。

適応障害の症状・症例②ネガティブな思考

ストレスが積み重なると、
「どうせうまくいかない」
「自分にはできない」
と物事を悪い方向へ考えがちになることがあります。
例えば、少し起きるのが遅くなっただけで自分はダメな人間だと感じ、激しい落ち込みや自己否定感に襲われるようです。小さな出来事でもネガティブに捉えてしまうため、精神的に疲弊しやすくなるといわれています。

適応障害の症状・症例③無気力状態

強いストレスや不安、プレッシャーに長期間さらされると、心身が疲れ果てエネルギーが湧かなくなる無気力状態があらわれるようです。例えば、仕事や家事をするのが億劫になったり、日常的な楽しみを感じなくなったりすることがあります。
無気力状態は、症状がひどくなるとうつ病に発展する可能性もあるため、早めの対処が大切です。

適応障害の症状・症例④強い恐怖や焦りを感じる

適応障害では、ストレスへの過剰な反応として、
「何かを失うのではないか」
「物事がうまくいかないのではないか」
という恐怖や焦りが強くなることがあります。
例えば、仕事での失敗を過度に恐れている場合、日常生活においてもストレス源について考え続けてしまい、常に緊張状態が続くようです。

適応障害の症状・症例⑤強いストレスを感じる

適応障害になると、通常では気にならないような出来事に対しても、ストレスを強く感じるようです。
例えば、職場で相手の挨拶が小さい、相手の返事が若干遅れた、目が合わなかったなど、些細なことが気になり大きな不安を引き起こすといわれています。

適応障害の症状・症例⑥突然、涙が出てくる

適応障害の症状の一つとして、突然涙が出てくる症状があげられます。涙は前触れもなく流れ、自身では不安を感じていない時でも泣いてしまうケースがあります。
また、ストレス源を考えたり直面したりした際に涙が出ることもあるので、特定のストレスに対して反応がみられる場合は適応障害かもしれません。

適応障害の症状・症例⑦動悸や息切れを起こす

精神的なストレスが続くと常に体が興奮状態になるため、心拍数が上がったり息がしにくくなったりするようです。症状は、自律神経の乱れや過度な不安によって起こるとされており、ストレス源を考えることで過呼吸気味になるケースもあります。

適応障害の症状・症例⑧手足のしびれや震え

適応障害で不安が強くなると、手足のしびれや震えが起こることがあります。
例えば、出社が辛いと感じて体が震え出したり、不安を感じて体が緊張することで手のしびれを感じたりするようです。日常生活が困難になるほどの症状に悩まされることもあり、ストレス源への拒否反応と考えられています。

適応障害の症状・症例⑨頭痛

ストレス環境にさらされると、筋肉が緊張したり血流が滞ったりするため、頭痛が発生することがあるようです。症状は、精神的な疲れがピークに達した時に起こりやすく、頭全体が重く感じたり、後頭部に圧迫感を覚えたりする傾向にあります。
症状は人によって異なりますが、朝起き上がれないほどの痛みや何も手につかなくなる程の締め付け感に悩まされるケースも多いようです。

適応障害の症状・症例⑩胃痛、吐き気

適応障害からくる不安に伴い、胃痛や吐き気といった消化器系の症状がみられることがあります。症状は、ストレスによる胃酸の分泌過剰や消化不良が原因と考えられており、食欲不振などの不調として現れるケースもあるようです。
また、出社のことを考えると腹痛がする、離婚のストレスで何も食べられなくなるなど、ストレス源に直面した際に出やすいといわれています。

適応障害の症状・症例⑪眠れない

就寝時も不安について考えてしまい、心が休まらず眠りに入ることが難しくなるといわれています。また、寝つきが悪くなる、夜中に目が覚めてしまう、寝ても寝た気がしないなどの症状に悩まされるケースも多く、日中の疲れやイライラを引き起こすようです。睡眠不足は症状悪化を引き起こす要因と考えられているので、早めに対処しないと悪循環を招いてしまいます。

適応障害の症状・症例⑫対人トラブルなどの問題行動

ストレスから興奮状態が続くと、感情のコントロールが難しくなり、他人とのコミュニケーションで問題が生じることがあります。例えば、些細なことでも過敏に反応して怒ったり、無意識に他人との接触を避けたりするようです。このような行動から人間関係が悪化すると、さらなるストレスを生み出してしまい、適応障害の回復が遅くなるといわれています。

適応障害の症状・症例⑬社会的引きこもり

適応障害が原因で、外出や人と会うことに強い抵抗感を感じ、自宅に籠りがちになることがあります。例えば、仕事に対する嫌悪感から外に出ること自体が怖くなり、いつのまにか部屋から出られない状態になってしまうようです。
仕事に行かず、友人との連絡も希薄になる傾向にあるため、孤立感や自己否定感が強まるといわれています。

適応障害で仕事を休職してもいいのか気になる方は、下記記事をご覧ください。

適応障害の症状・症例⑭情緒が不安定になる

情緒が不安定になると、いきなり泣き出したり怒りが込み上げたりするようです。
泣いているかと思えば笑い出すケースもあるため、周囲の人を疲弊させるといわれています。感情の波が激しい状態が続くと、疲れやストレスが溜まりやすくなり、適応障害を悪化させるといわれています。

適応障害の症状・症例⑮自殺企図

適応障害による絶望感が強まると、自分の存在に対する否定的な感情が大きくなり、自殺を考え出すことがあるようです。症状は、
「問題解決できない」
「精神的苦痛に耐えられない」
と追い詰められた結果起こるとされています。自殺企図は、最悪の結果を招くリスクも考えられるため、自殺をほのめかす発言等がみられた場合は速やかに医療機関を受診しましょう。

以下記事では、適応障害の症状をセルフチェックする場合の注意点などを解説しています。併せてご覧ください。

※適応障害の症状とうつ病などの他の精神疾患の症状は共通する部分も多く、実際の病名の確定診断には医療機関の受診が必要です。

適応障害の症状に当てはまる場合は病院へ相談

胸の前でハートの模型を持つ人

適応障害の症状に当てはまると感じた場合、放置せずに病院へ相談しましょう。
適応障害が続くと、精神的および身体的に大きな影響を与える可能性があり、今まで通りの日常を送れなくなるかもしれません。また、症状を放置すると、他の精神疾患を引き起こすともいわれています。適応障害自体は、ストレス源の解消により治る疾患なので、早期回復を目指すためにも早めの相談が大切です。

適応障害の症状を放置すると重症化する恐れも

適応障害をそのまま症状を放置すると、症状が重症化して生活全般に影響を与えるといわれています。例えば、死について考えたり、人との関わりを遮断したりする機会が増えて、強い自己否定感や社会的孤立を招くようです。
重症化を防ぐためには適応障害について知っておき、当てはまる症状が出た場合に無理をせず適切なケアを受けられるようにしておきましょう。

適応障害の症状がみられる方は新宿うるおいこころのクリニックへお越しください

適応障害の症状が見られる方は、新宿うるおいこころのクリニックへご相談ください。
適応障害の症状は、薬物療法や心理療法により回復を目指せます。また、現在は症状が軽い場合でも、放置しておくと悪化する恐れも懸念されます。症状の悪化を防いで早期回復を促すためにも、新宿うるおいこころのクリニックで適切な治療を受けてみましょう。

下記記事でも適応障害の症状について解説しています。併せてご覧ください。

よくある質問

適応障害の症状か区別できない時も病院を受診していいですか?

もちろん大丈夫です。病院ではカウンセリングや心理検査を通して、症状の判断が可能です。適応障害の症状か区別できない場合でも、何が原因か探ることが可能ですのでどうぞお気軽にお越しください。

適応障害になるとイライラしますか?

適応障害になると、不安から神経バランスが乱れることでイライラする傾向にあります。イライラすると、些細なことが気になったり情緒が不安定になったりして、対人関係の悪化や社会的孤立を招く可能性もあるといわれています。

2025.4.15

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当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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