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大人のADHDで生じる困りごとあるあるとは?抱えがちなお悩みを徹底調査

大人のADHDで生じる困りごとあるあるとは?抱えがちなお悩みを徹底調査

ADHDは生まれつきの発達障害ですが、大人になってから自覚する方も多いです。

中には、もしかしてADHDかも?と思っていても、「何科に行けばいいか分からない」「受診のタイミングが分からない」などの理由から、病院への受診をためらっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、大人のADHDを自覚するタイミングや困りごとあるある、受診すべき科について解説します。セルフチェック診断もご紹介しているので、心当たりがある方は参考にしてみてください。

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは

ADHD(注意欠陥多動性障害)とは

ADHDとは注意力の散漫、衝動性、多動性などの特性を持つ発達障害のことです。

主な症状としては、思い付きで行動してしまう、注意力が続かない、じっとしていられないなどがあげられ、人によって症状の出方や度合いは異なります。 原因は、先天性の脳の機能異常といわれていますが、大人になってから自覚する方も多く、「仕事で小さな失敗をしてしまう」「冷静に物事を判断できない」などの悩みをかかえている場合もあります。

ASD(自閉症スペクトラム)との違い

ADHDとASD(自閉症スペクトラム)はどちらも生まれつきの発達障害ですが、特性に違いがあります。

例えば、ADHDには不注意、多動、衝動性などの特性がある一方で、ASDには社会性、創造力、コミュニケーション力の不足などの特性がみられます。そのため、生じる困りごとも異なり、ADHDでは小さな失敗が多い、集中できない、ASDでは空気が読めない、こだわりが強いなどの相談が多い傾向にあります。

ADHDの種類や症状、他の発達障害との違いなどについて詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

大人になってADHDを自覚する方は多い

大人になってADHDを自覚する方は多い

ADHDは生まれつき持った特性であり、成長と共に出現するものではありません。 しかし、子どもの頃は症状が軽かったり、簡単なコミュニケーションで済んだりすることから、大人になって責任や自己管理が必要となる状況で、初めて自覚する人も多くいます。

ADHDの大人と子どもの違い

大人と子どもでは症状の出方に違いがあります。例えば、子どもの場合はすぐ迷子になる、授業中に席を立つ、喧嘩が多い、などの多動性が目立つ傾向にあります。一方、大人になると多動性の症状は減少しますが、忘れ物が多い、小さな失敗が多い、約束を守れないなどの不注意が目立つようになるのです。

また、子どもの頃は円滑な対人関係を築けますが、大人になると人間関係やコミュニケーション面で悩むことも多くなります。

大人になってADHDに気付く原因

大人になって気付く原因としては、ライフステージの変化や求められる要求の複雑化などがあげられます。小さい頃は、周囲も未発達なため症状に気付きにくいですが、社会に出て自主性を求められるようになったり、役職に就いて責任を問われたりすることで、特性が露呈する機会が増えるのです。 また、同僚や上司に指摘されて自覚するケースも多く、徐々に自分の行動や思考パターンが他人とは違うのではないかと考えるようになります。

大人のADHDにみられる特徴と症状

大人のADHDにみられる特徴と症状

ここでは、大人にみられる特徴・症状について解説します。

不注意

不注意とは集中力の欠如、飽き性などの症状です。

例えば、細かいことに気を配れない、物事に集中できない、忘れ物が多い、作業中に小さな失敗が多いなどの特徴があげられ、職場でも指示を聞き逃したり期限を守れなかったりします。

多動性、衝動性

多動性・衝動性とは過剰な活動性、我慢耐性の不足などの症状です。

例えば、会議で動きたくなる、話す口調が早い、手足を動かす癖がある、思いのままに発言してしまうなどの特徴がみられ、対人関係においてトラブルを起こしやすかったり、仕事や学業の成績に影響を及ぼしたりします。

大人のadhd診断テストで症状をチェック

下記の項目に該当する場合、ADHDの可能性があります。

  • 作業の詰めが甘く、小さな失敗をしてしまう
  • 計画を立てるのが困難
  • 約束を忘れがち
  • 先延ばし癖がある
  • 長時間座っていると動きたくなる
  • いきなり行動的になることがしばしばある
  • 会話に集中できないことが多い
  • 忘れ物や探し物が多い
  • 雑音や刺激によって気が散ってしまう
  • 常に落ち着かずソワソワする
  • リラックスすることが難しい
  • ついつい喋りすぎたり、会話を遮ってしまったりする
  • 順番待ちができない

適切な治療を受けるためには、専門家による正確な診断を受ける必要があります。上記の診断だけで判断せず、精神科・心療内科へ相談するようにしましょう。

大人のADHDの困りごと・二次障害あるある

大人のADHDの困りごと・二次障害あるある

ここでは、仕事・生活・対人関係で生じる困りごとや二次障害をご紹介します。

仕事での困りごと・二次障害

仕事の困りごと・二次障害としては、先延ばし癖による締め切りの遅れ、上司の話を聞かず指示を誤解しがち、細かい失敗が目立つなどがあげられます。

また、物事に優先順位をつけることや順序立てが苦手なため、複数作業を同時に依頼されるとパニックに陥ってしまう人も少なくありません。

小さな失敗が続くと、上司や同僚からの信頼を失ったり、仕事に対する自身や意欲をなくしたりなど、自己肯定感の低下に陥ることもあります。

生活での困りごと・二次障害

生活の困りごと・二次障害としては、家事や買い物を忘れてしまう、時間管理ができずスケジュールが組めない、思考が止まらないことによる睡眠障害などがあげられます。

また、刺激を求めたり衝動的に動いてしまう特性により、ギャンブルにはまる、無駄遣いが増える、借金を作ってしまうなど経済的に困難をかかえることもしばしばあります。

対人関係での困りごと・二次障害

対人関係での困りごと・二次障害としては、待ち合わせで遅刻を繰り返す、会話のテンポを合わせられない、衝動的に発言してしまうなどがあげられます。

これらのことが原因で、対人関係でトラブルになったり孤立したりすることもありますが、本人は無自覚な場合も多いです。

大人のADHDのコントロール法

人のADHDのコントロール法

日常生活や対人関係に支障をきたすADHDですが、症状を自覚し対処法を身に付けることで、コントロールが可能になります。

下記では、「感情面」「思考面」「タスク面」のそれぞれのコントロール法をご紹介します。

感情面

感情面では自分の感情を認識し、感情に至るまでの思考を客観的に分析していくことが大切です。

また、物事を発言する前に一息ついたり相手の立場になって考えてみることで、衝動的な発言や行動を避けられるでしょう。

思考面

思考面では、自分の考えが正しいという固定概念を見直し、柔軟に物事を受け入れていくことが大切です。

他人の意見や視点に目を向けるようにすると、問題解決能力や創造性を構築できるでしょう。

タスク面

タスク面では自分の能力を過大評価せず、計画的な行動を意識することが大切です。

計画の順序立てが困難だったり、タスクの把握が難しかったりする場合は、事前に目標や期限を明確にしておくと良いでしょう。

大人のADHDの病院は、何科に受診すればいい?

大人のADHDの病院は、何科に受診すればいい?

症状に疑いがある場合や治療を受けたい場合は、精神科・心療内科へ受診すると良いです。精神科・心療内科では、専門医が診断基準に基づいて問診・検査した上で、心理療法やカウンセリングを併用しながら適切な治療を提案してくれます。

また、心の状態をみてもらえるため、問題解決への糸口を探せたり生きづらさを軽減するための対処法を身に付けられます。

大人のADHDにおける病院への受診〜診断されるまでの流れ

大人のADHDにおける病院への受診〜診断されるまでの流れ

病院では、受診後に問診や心理検査を通して診断されます。下記では、それぞれの検査でどのようなことが行われるのか、詳しく解説します。

問診

問診では、症状やお悩みごと、生活環境、家族歴などを問診します。また、アメリカの精神学会が定めた診断基準に基づいて、ADHDの可能性や種類を判断します。

心理検査

心理検査では、絵をかいたり文章を作成したり心理テストに応えたりすることで、知能の発達度合いや人格を検査します。

検査結果を総合的に判断することで、ADHDか否かを断定できたり治療方針を定められたりします。

大人のADHDの診断方法や基準

  • 不注意、多動性、衝動性が同年齢の発達水準より強いこと
  • 上記の症状の症状が12歳以前より出現していること
  • 複数の環境(家庭、学校、職場、その他の活動)で障害になっていること
  • 対人関係や学業・職業において障害によって支障があること
  • 症状がその他の精神疾患によるものではないこと

診断では問診や心理検査のほかにも、上記の診断基準を参考に行われます。

また、各種検査で断定できなかったり、他の発達障害の傾向もみられたりする場合は、診断基準に満たない「グレーゾーン」と診断されます。

大人のADHDにおける治療法

大人のADHDにおける治療法

治療法としては、症状の緩和をする「薬物療法」、感情のコントロールを促す「認知行動療法」などが行われます。

病院によっては、体内の栄養バランスを整える「オーソモレキュラー療法」や脳内バランスを調整する「TMS治療」を導入しているところもあり、症状や要望に合わせて選択されます。

詳しくは、下記記事をご覧ください。

大人のADHDの悩みについて相談できる病院以外の機関

大人のADHDの悩みについて相談できる病院以外の機関

下記では、全国各地にあるADHDの悩みを相談できる機関についてご紹介します。

<h3>発達障害者支援センター:日常生活や就職についての相談</h3>

発達障害者支援センターとは、発達障害を持つ人向けにさまざまな支援を提供している機関のことです。

全国各地に設置されているので、お困りごとがある場合は近くのセンターに相談するようにしましょう。

参考文献

発達障害者支援センター・一覧|国立障害者リハビリテーションセンター

自助グループや家族会:コミュニティーでの仲間作り

自助グループや家族会とは、発達障害を持つ人やその家族が同じ境遇の人と交流できる場のことです。

同じ悩みをかかえる仲間と気持ちを共有したり情報交換ができたりするため、社会交流への意欲向上のきっかけにもなります。

参考文献

大人になって気付く発達障害 ひとりで悩まず専門相談窓口に相談を!|政府広報オンライン

大人のADHD (注意欠陥多動性障害)を病院で改善するなら、精神科・心療内科新宿うるおいこころのクリニック

新宿うるおいこころのクリニックでは、ADHDの診断や治療を行っています。

治療には薬物療法や認知行動療法のほかにも、症状やご要望に合わせて「オーソモレキュラー療法」「TMS治療」を導入しており、身体の負担を最小限に抑えた症状の改善が可能です。

ADHDは完治できる病気ではありませんが、治療を通して生きづらさの解消が叶います。少しでも症状によるお悩みごとがある際は、どうぞお気軽にご相談ください。

よくある質問

ADHDの診断だけできますか?

ご要望に応じて診断のみの実施も承っております。当院は完全予約制ですので、診断を希望される際は公式HPよりご予約をお願いいたします。

ADHD治療の目的は何ですか?

ADHD治療の目的は、完治ではなく症状の緩和による生きづらさの解消です。患者様一人一人に合わせて、円滑な社会生活を送るためのサポートをいたします。

大人のADHDで生じる困りごとあるあるとは?抱えがちなお悩みを徹底調査

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【公式】新宿うるおいこころのクリニック | 新宿の心療内科・精神科[東京新宿駅徒歩3分]
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一人で心に抱え込まず、気軽に相談してみませんか?
あなたのご来院を心よりお待ちしております。

20歳未満の方へ
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当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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