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メンタルコラム

不安障害の治し方・治療法13選!発作が起きた時の対処法をシーン別にチェック

不安障害の治し方・治療法13選!発作が起きた時の対処法をシーン別にチェック

突然、激しい動機や息苦しさなどのパニック発作が起きてしまう不安障害。発作は数分間持続するため、「外に出るのが怖い」「発作が怖くて電車に乗れない」と悩んでいる人もいるはずです。

 

そこでこの記事では、発作が起きた時の対処法や自宅でできる治し方、病院での治療法について解説します。また、実践する時のポイントもご紹介しているので、症状で悩んでいる方は参考にしてみてください。

不安障害は治せるの?

不安障害は治せるの?

不安障害は、適切な治療とサポートを受けることで、改善または完治が期待できます。

治療方法としては、認知行動療法や薬物療法のほかに、脳に直接刺激を与えるTMS治療が用いられるケースもあり、症状に合わせて幅広い選択肢が存在します。

日常生活では、十分な睡眠や健康的な食事などが大切となり、ストレスのない生活を意識していくことで症状軽減ができるようです。

不安障害のメカニズム

明確なメカニズムは判明していませんが、感情の処理をしている偏桃体の異常により、些細なことで恐怖やストレスを感じやすくなり、必要以上に体が防御体制に入ってしまうことが原因と考えられています。

また、両親や親族に不安障害患者がいる場合、考えや価値観が遺伝することから発症の引き金になるといわれています。

自宅でできる不安障害の治し方5選

自宅でできる不安障害の治し方5選
ここでは、自宅で実践できる治し方5選をご紹介します。

自宅でできる不安障害の治し方①腹式呼吸

腹式呼吸は、息を吸う時にお腹を膨らませ、吐く時にお腹を引っ込める呼吸法です。

動作を繰り返すことで、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られるといわれています。体の緊張緩和にもつながるそうなので、日常的に取り入れると良いでしょう。

 

腹式呼吸のやり方は、以下の通りです。

  • ①鼻からゆっくりと息を吸いながらお腹を膨らませる
  • ②息をたっぷり吸い込んだ後、お腹をへこましながらゆっくりと口から吐き出す
  • ①②を数回繰り返す

自宅でできる不安障害の治し方②漸進性筋弛緩法

漸進性筋弛緩法は、筋肉の緊張と弛緩を交互に行うリラックス法です。緊張状態で生じる力みが解消につながり、リラックス状態への移行が期待できます。

 

漸進性筋弛緩法のやり方は、以下の通りです。

  • ①身体の各部位ごとに力を入れ、数秒間保持
  • ①ゆっくりと筋肉を弛緩させていくことで、全身の脱力感を感じる

自宅でできる不安障害の治し方③カフェインを控える

カフェインには、脳を刺激し覚醒を促すことで、ストレス反応を活性化させる作用があるといわれています。また、イライラなどの感情の起こしやすいため、不安障害を治したい際はなるべく控えるようにしましょう。

自宅でできる不安障害の治し方④誘導イメージ法

誘導イメージ法は、心地よい風景などを思い浮かべることで、心身のリラックスを促す方法のことです。

誘導イメージ法は、静かで落ち着ける空間で行います。深呼吸をし目を閉じたら、自分がリラックスでいる場所を思い浮かべましょう。(例:やわらかい風を感じる森林で、草の感触を感じなが鳥のさえずりを聞いているシーンなど)

次に、空間と自身が一体化し、深いところに落ちていくようなイメージをすることで、疲労やストレスの軽減に効果が期待できるようです。

自宅でできる不安障害の治し方⑤深呼吸法

呼吸のリズムをゆっくりさせることで、不安や恐怖からくる気持ちの高ぶりを防げるようです。

深呼吸をする際は、自分の呼吸に集中しながら鼻から大きく息を吸いましょう。数秒息をとめた後、ゆっくりと吐き出すことで呼吸の速まりを抑えられます。

深呼吸は、場所を問わず簡単にできるので、ストレスを感じた際や発作が起こりそうになった際に取り入れてみると良いでしょう。

病院での不安障害の治し方・治療法

病院での不安障害の治し方・治療法

病院での治療を受けることで、根本改善が期待できます。治療法には、薬物療法や認知行動療法、TMS治療などが採用されるので、それぞれの特徴をチェックしておきましょう。

病院での不安障害の治し方(治療法)①:薬物療法

薬の作用により、脳内の神経伝達物質のバランスを調整することで、不安やパニック症状の軽減が期待できます。また、睡眠障害や身体疾患がみられる場合は、症状に合わせた薬を処方することで、心身の回復を促します。

薬物療法は即効性が期待できますが、薬によっては副作用や依存性があるので、医師の指示に従い用法容量を守ることが大切です。

不安障害の治療で使用する代表的な薬

不安障害の治療では、ベンゾジアゼピン系薬剤やSSRIが使用されることが多いです。ベンゾジアゼピン系薬剤は、即効性が期待できる薬で突然起こった症状への緩和に向いています。一方、SSRIは即効性はないが持続的な効果が期待できる薬です。

薬ごとに推奨使用期間は異なるので、以前処方された薬が余っている場合でも、自己判断で薬を服用したり量を調整したりすることは控えましょう。

病院での不安障害の治し方(治療法)②:認知行動療法

認知行動療法は、症状を引き起こす考えや行動を具体化し、原因に対する意識を変えていく心理療法です。

不安障害になると、ネガティブな思考に固執してしまいがちですが、治療を通して感じ方や考え方を訂正したり、怖くないものだと再認識できたりします。

病院での不安障害の治し方(治療法)③:TMS治療

TMS治療は、脳内で異常を起こしている神経回路に直接電磁刺激を送ることで、正常な働きへと戻す治療法です。

TMS治療の特徴は、副作用がほとんどなく安全性が高いことです。診察を含めた1回あたりの所要時間は30分~1時間程度で、1週間に1回以上(最低でも2週間に1回)の治療が推奨されています。

不安障害の症状が出やすい苦手なシーンと治し方やできること

不安障害の症状が出やすい苦手なシーンと治し方やできること
不安障害は、人混みや人前、交通機関などで起こりやすいとされています。以下では、パニック発作の治し方・対策法をシーン別に解説します。

人混み

人気の遊園地や繁華街では、逃げ場がないと感じたり人前で発作が起きることに恐怖を覚えたりするため、症状が出やすいようです。

発作が起こりそうになった時は、大きく深呼吸をして体の緊張を和らげることが大切です。体を落ち着かせたうえで、一度その場から離れたり水を飲んだりすることで不安が軽減されるでしょう。

朝礼や発表などの人前

朝礼や発表などの人前で話すシーンでは、多くの人から注目を集めることが緊張や強い恐怖につながり発作に至るようです。

人前での治し方・対処法としては、視線を一箇所に固定せず、ゆっくりと動かしながら意識を別の方へもっていったり、上手くいくと暗示をかけたりすることがおすすめです。

電車などの交通機関

電車やバスなどの交通機関は、人との距離感が近いうえにその場を離れられない環境のため、圧迫感からパニック発作が起こりやすいです。

交通機関での治し方・対処法としては、なるべく混雑する時間を避けたり席を確保したりするとよいです。満員電車などで難しい場合は、ノイズキャンセリング機能の付いているイヤホンで周囲の音を遮断することで、圧迫感から意識を逸らしやすくなるでしょう。

人前での食事中に発作が起きた際

食事中の発作は、相手の視線を気にしてしまうことで起こるようです。

発作が起きた際は、手元にあるコップの水を少しずつ飲みながら、ゆっくりと深呼吸するようにしましょう。動悸が治まらない場合は、無理に食事を続けることは避け、静かな場所で体をリラックスさせると良いです。

不安障害の治し方・治療法を実践する際のポイント

不安障害の治し方・治療法を実践する際のポイント

不安障害の治し方や治療法におけるポイントを意識することで、より高い効果が期待できるといわれています。早期の改善を目指すためにも、以下でご紹介するポイントを抑えてみましょう。

1人で頑張り過ぎない

治療に取り組む際は、1人で頑張り過ぎず周囲へサポートを求めるようにしましょう。

家族や友人、担当医を頼ることで、精神的な負担軽減につながります。自分1人で全てを解決しようとすると、ストレスやプレッシャーから症状が悪化する可能性もあるので、頑張り過ぎには注意が必要です。

改善がみられない場合は医療機関へ相談する

自己判断での治療は、悪化を招いたり再発リスクを高めたりするため、改善がみられない際は早めに医療機関へ相談することが大切です。

医療機関で正しい治療を行うことで、症状に合わせた最適なアプローチが可能になります。治療計画も立てられ、効率的に負担を抑えながら改善を目指せるので、一度相談してみると良いでしょう。

医師の指示に従って薬を服用する

薬物療法を行う場合は、医師の指示に従って正しく薬を服用しましょう。自己判断で服用を中止したり用量を変更したりすると、副作用を引き起こす可能性があります。

また、治療において不安要素を減らすことは大切なので、薬に関する疑問や不安が生じた際は、遠慮せず医師に相談することが大切です。

周囲の人に悩みを打ち明ける

不安障害による孤立感や疎外感は、症状を悪化させる要因の一つといわれています。

症状に悩んでいる時は、信頼できる同僚や家族、友人に悩みを打ち明けることで楽になるかもしれません。

また、理解を得られることで、職場で環境調整をしやすくなったり、発作を隠さないといけないストレスから解放されたりする効果が期待できます。

心療内科新宿新宿うるおいこころのクリニックでは、不安障害の治療を行っています

心療内科新宿新宿うるおいこころのクリニックでは、不安障害の改善を目指すための治療を提供しています。

治療では、症状をしっかりと判断したうえで治療計画を立てるため、より効果的なアプローチが期待できます。また、「別の疾患により服用ができない」「他の治療法も試したい」といったご要望の実現を目指し、TMS治療を用いた治療提案も行っております。

ご予約は、公式HPLINEから24時間承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

よくある質問

不安障害を放置するとどうなりますか?

不安障害を放置すると、日常生活に大きな支障をきたしたり、うつ病に発展したりする可能性があります。適切な治療を受けることで悪化を防げるので、症状に気付いたら早めにご相談ください。

吃音は不安障害の症状ですか

吃音は、不安障害の症状の一つとして現れることがあります。不安や緊張が高まっている場合に起こりやすく、どもったり声が出なくなったりしまうことが特徴です。

不安障害の治し方・治療法13選!発作が起きた時の対処法をシーン別にチェック

不安障害の治し方・治療法13選!発作が起きた時の対処法をシーン別にチェック

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20歳未満の方へ
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当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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