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メンタルコラム

むずむず脚症候群の治し方は?発症原因や状況別に対策法をご紹介

むずむず脚症候群の治し方は?発症原因や状況別に対策法をご紹介

「寝る前に脚がむずむずする」「脚の不快感から動かしたくなる」
などに当てはまる場合、むずむず脚症候群の可能性があります。
むずむず脚症候群は、脚に強い不快感が出るもので、適切な治し方や対策を実施することで改善が見込めます。

そこでこの記事では、むずむず脚症候群の治し方について解説します。きっかけや発症状況別に改善方法をご紹介しているので、症状でお悩みの方は参考にしてみてください。

目次

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の特徴とは

脚が落ち着かない様子
むずむず脚症候群は、脚にむずむずとした不快感があらわれることが特徴です。
症状は、夕方~夜にかけてひどくなり、睡眠の質が低下したり日中のパフォーマンスが悪くなったりなどの支障をきたします。
また、長時間同じ体制でいる時やじっとしなくてはいけない状態でも起こることがあり、症状の度合いによっては強い苦痛を伴うケースもみられます。

むずむず脚症候群の発症には、ドーパミンの機能障害や鉄欠乏、神経伝達物質の異常が関係しているとされ、治すためには生活習慣改善や食事の見直しが大切となります。

【きっかけ別】むずむず脚症候群の治し方は?

自室のベッドでストレッチをする様子

むずむず脚症候群の発症原因となるドーパミンの機能障害や鉄欠乏、神経伝達物質の異常は、貧血や栄養不足、ホルモンバランスの乱れがきっかけとなり起こるとされています。
ここでは、それぞれのきっかけに合わせたむずむず脚症候群の治し方を解説します。

貧血によるむずむず脚症候群の治し方

貧血がきっかけとなる場合、鉄分を含んだ食材を意識的に取り入れることが大切です。
例えば、赤身の肉、レバー、ほうれん草、豆腐などには鉄分が豊富に含まれているので夜ごはんなどで補ってみましょう。鉄分を摂取する際は、ビタミンCと組み合わせることで吸収率の向上が期待できるので、効果を高めたい人は実践してみると良いです。

食事で補え切れない場合は、鉄分を含んだサプリメントを使用することがおすすめです。サプリメントでは、足りない栄養素を効率的に摂取できるので、時間がない人でも手間がかかりません。

栄養不足によるむずむず脚症候群の治し方

栄養不足は、過度なダイエットや偏食、不摂生などが原因で起こります。
身体に必要な栄養素はさまざまですが、むずむず脚症候群を治したい場合はビタミンや葉酸を多く取り入れることで、赤血球が生成されて代謝や酸素循環が良くなるといわれています。

また、食事をしているにもかかわらず栄養不足と診断された場合、バランスの取れた食事ができていないことが原因と考えられます。ナッツ類や全粒穀物、乳製品、葉物野菜などを食事に組み合わせて、健康的な食生活を意識してみましょう。

ホルモンバランスの乱れによるむずむず脚症候群の治し方

ホルモンバランスの乱れを整えるためには、規則正しい睡眠をとったり、ストレス管理をしたり、適度な運動を取り入れたりすると良いです。
ストレスがきっかけとなり、ホルモンバランスが乱れてむずむず脚症候群を発症するケースもあるので、なるべく無理はせずこまめに休息をとるようにしましょう。

自律神経の乱れによるむずむず脚症候群の治し方

自律神経の乱れが原因の場合、リラクゼーション法やストレス管理が大切となります。例えば、ヨガや瞑想、深呼吸法などで酸素を循環させることで、自律神経のバランス改善が期待できるでしょう。
また、運動をしたり起床時間を決めたりすることも大切です。規則正しい生活リズムを習慣化することで、ストレスホルモンの分泌が抑制され、自律神経の乱れからくる症状の改善が期待できます。

【発症状況別】むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の治し方や対策をチェック

脚を気にする女性

むずむず脚症候群は、場所を問わず起こり得るものですが、寝る前や移動中などは発症しやすい傾向にあります。
ここでは、発症状況別の治し方や対策をご紹介するので、症状でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

寝る前に起こった際のむずむず脚症候群の治し方・対策

むずむず脚症候群は、寝ようと横になった際に起こる傾向にあるされています。一度むずむずしてしまうと、中々改善されず睡眠不足につながったり、脚の不快感が怖くて眠れなくなったりするので、寝る前に温かいお風呂に入ったりマッサージをしたりすることで、血行を改善しておくと良いそうです。

また、寝る前のストレッチやヨガを取り入れることもおすすめです。体をリラックスさせて筋肉の緊張をほぐしておくと、脚の不快感が軽減できるといわれています。

移動中に起こった際のむずむず脚症候群の治し方・対策

飛行機や新幹線などの長時間移動では、脚を十分に伸ばせなかったり同じ姿勢で何時間もいたりすることから、脚の不快感につながるようです。
移動中にむずむず脚症候群が起こった際、自由に移動して良い状況であれば席を立ち、歩いて血行を流すと良いです。
動けない状況では、足首やつま先を上下に動かす簡単なストレッチを取り入れると良いでしょう。

また、カフェインによりむずむず脚症候群が起こるともいわれているので、移動中のコーヒー摂取は控え、ビタミンBが含まれたジュースやミネラルウォーターを選ぶことがおすすめです。

職場で起こった際のむずむず脚症候群の治し方・対策

職場でデスクワークをしている時や、会議中で席を立てない状況でもむずむず脚症候群は起こるといわれています。
通常の仕事中であれば、席を立って足を動かせるかもしれませんが、会議中で席を立てない場合は、静かに足首を回したり上げ下げしたりすると良いです。
デスクワーク中に頻繁に起こる場合は、椅子の高さを調節したり、正しい姿勢をサポートしてくれるクッションを使用したりすることがおすすめです。

美容院などで起こった際のむずむず脚症候群の治し方・対策

美容院や歯科医院など、長時間同じ姿勢を保つ必要がある状況では、むずむず脚症候群の症状があらわれることがあります。

自由に体を動かせない状況では、脚だけでなく全身に強い不快感に出ることも多いようです。症状を抑えるためには、事前に担当者にむずむず脚症候群と伝え、必好きなタイミングで足を動かす許可を得ておくと良いです。
了承を得ておくことで、身体を動かせないという恐怖心の軽減につながるので、むずむず脚症候群の抑制が期待できます。

【重症度別】むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の治し方

ソファに座り悩む女性

ここでは、軽い症状と重い症状別にむずむず脚症候群の治し方を説明します。

軽い症状のむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の治し方

むずむず脚症候群の軽い症状としては、どうしても脚を動かしたくなる、横になると脚がむずむずする、夜にかけて症状があらわれるなどがあげられます。
軽い症状であれば、生活習慣の見直しや適度な運動で改善されることもあるので、以下の方法を実践してみると良いでしょう。

  • 刺激となるカフェインやアルコールの摂取を控える
  • ウォーキングやストレッチ、ヨガをして適度に足を動かす
  • お風呂に入ったり、マッサージをしたりしてむくみをとる
  • 寝る時に脚を高くして血流の滞りを防ぐ
  • 規則正しい生活習慣を取り入れて、自律神経やホルモンバランスを整える

重い症状のむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の治し方

むずむず脚症候群が重くなると、不快感からじっとしていることが困難になったり、症状が全身にあらわれたり、眠れなくなったりします。放置をすると、私生活や仕事に支障をきたすこともあるので、病院へ行き適切な治療を受けると良いでしょう。

病院では、むずむず脚症候群からくる睡眠障害の治療ができたり、サプリメントや食事療法を通した改善を目指せたりします。また、行動療法を通してむずむず脚症候群が起こる心理的要因にアプローチできるといわれています。

むずむず脚症候群の発症を防ぐための治し方や対策法4選

むずむず脚症候群が発症しているイメージ

むずむず脚症候群の発症を防ぐための治し方や対策法を4つご紹介します。実践しやすい方法をご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

治し方・対策1.足の血行促進を意識する

脚の血行促進を意識しておくことで、むくみや冷えからくるむずむず脚症候群の予防効果が期待できます。
例えば、運動やストレッチを習慣化したり、寝る時は着圧ソックスを使用したりすると良いでしょう。また、疲れの蓄積も不快感につながるので、以下のマッサージ法をスキマ時間に実践してみてください。

  • 足首から膝に向かって、手のひらで軽く包むように揉む
  • 親指を使って、下から上へゆっくりと圧をかける
  • 足首からそけい部に老廃物が流れるようにさする

治し方・対策2.別のことへと意識を逸らす

むずむず脚症候群の発症を防ぐためには、脚の不快感が出ないように意識を逸らと良いそうです。
むずむず脚症候群は、じっとしていないといけない場面で「いつかむずむずしてしまうかもしれない」と、余計に体の細部にまで神経が集中してしまいます。
その際、何か楽しいことを考えたり喋ったりすることで、意識が別の方へ向くため発症抑制が期待できます。

治し方・対策3.体を動かせる時はなるべく動いておく

長時間の同じ体制は発症を招く傾向にあるため、身体を動かせる時はなるべく動いておくことがおすすめです。
職場や自宅での作業中は、1時間に1度は立ち上がったり、軽くストレッチをしたりすることを心がけましょう。また、エレベーターの代わりに階段を使う、通勤時に1駅手前で降りて歩くなど、日常生活で体を動かす工夫をすることも大切といわれています。

治し方・対策4.むずむず脚症候群だと事前に伝えておく

症状が出る可能性がある場所や状況では、事前に周囲の人々にむずむず脚症候群だと伝えることがおすすめです。例えば、職場や美容院、機内などで症状について説明しておくことで、むずむずした際に我慢しなくて済むため精神的な負担軽減につながります。

むずむず脚症候群でお困りの方は新宿うるおいこころのクリニックへお越しください

心療内科新宿うるおいこころのクリニックでは、むずむず脚症候群の治療に対応しています。
治療では、個々に合わせたアプローチ法を検討するため、むずむず脚症候群による「夜眠れない」「途中で起きてしまう」「じっとしていられない」といったお悩みの改善も可能です。
ご予約は、公式HPやLINEから24時間承っております。むずむず脚症候群は、治療により改善が期待できる症状ですのでぜひお気軽にご相談ください。

よくある質問

むずむず脚症候群の病院での治し方を教えてください

病院では、むずむず脚症候群が起こる原因を検査した後、必要に応じて薬を処方したり、生活習慣改善指導を行なったりします。定期的な通院により改善が期待できるので、自宅でも対策や治し方を意識しつつ治療を続けていくことが大切です。

むずむず脚症候群の発症率はどのくらいですか?

日本人におけるむずむず脚症候群の有病率は、1~4%といわれています。男性に比べて女性の方がなりやすい傾向にあり、小児や児童もなり得るものです。

・参考:標準的神経治療:Restless legs症候群|日本神経治療学会

むずむず脚症候群の治し方は?発症原因や状況別に対策法をご紹介

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当院では、18歳未満の方は治療をお受けいただけません。
自由診療の場合、18歳以上、20歳未満の方は保護者の同伴、もしくは同意書が必要となります。
以下よりダウンロードの上、保護者の方に記入いただいたものを当日ご持参ください。

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